とり  WMZN

→やあみんな元気かい。おれがミスタPだ。もちろんおれは元気だ。短い時間だけど、今夜もいかした曲をがんがんかける。心はいつでもオーバーヒート、今夜もすこしだけつきあってくれ。

→みんなの街では星はみえてるかい? こっちはいま、素敵な星空さ、みんなを素敵な気ぶんにしてくれてることだろう。そう、お星さまはいつだってみんなに平等だ。いまこの部屋でマイクにむかってしゃべってるおれにも、この放送を聴いてくれてるすてきな女の子たちにも、どこかの部屋で悪だくみをしてるあのくたばりぞこないの共和党員にさえ、いつだって平等なんだ。

→この星空のしたでは、みんなが、みんなの事情をかかえて生きてる。くよくよしてるやつもいれば、へらへらしてるやつもいる、いろんなやつらがそれぞれの場所でがんばってる。でもね、ラジオという発明のいいところは、そういう、まったく見ず知らずの人間どうしが、おなじ時間におなじ音楽を聴いて、おなじ気もちをわかちあえるっていうことなのさ。いまきみのラジオから流れてくる音楽は、きみだけが聴いているんじゃない。きみのほかにもたくさんの人間が聴いている。そして、たぶんきみとおんなじ気もちのやつがどこかにはきっといる。そんなふうに考えれば、ラジオから流れてくる音楽がどんなに特別なものかわかるだろう? どんなにたいした発明かわかるだろう?

→オーケー、くだらないおしゃべりは終わりにして曲にいこう。

→フリーで「Be My Friend」。ポール・コゾフの魂よ、やすらかに。

[23,10,1999]